<アングル福島>旅するチョウ「アサギマダラ」 謎多い生態を調査

2020年09月07日

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<記録>場所や日付、発見者のイニシャルなどが記録された個体。はるか遠方で再び捕獲されその情報から調査が進む=2020年8月19日

 海を越えて旅するチョウとして知られるアサギマダラが、今年の夏も東北の山を訪れた。
 飛来地の一つ、福島県北塩原村の西大巓(にしだいてん)中腹にある標高約1400メートルのデコ平。群生するキク科のヨツバヒヨドリの花に集まる時季に合わせて毎年観察会が開かれている。
 移動ルートを調べるため、いったん捕獲した個体に日付、場所などをマーキングして放つ。2015年にはここから飛び立った個体が約2500キロ先の台湾で発見された。
 観察を続けて17年になる研究者の栗田昌裕さん(69)は「アサギマダラは温暖化や自然環境の変化で数が減っている。今後も観察を続け、変化を見守っていきたい」と話す。
 今年は8月下旬にデコ平から旅立ち始めたアサギマダラ。国内外での観察から、謎が多いとされるその生態が少しずつ解明されていく。(写真部・安保孝広)

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