山形の鮭川歌舞伎、動画で公開 コロナ収束願い無観客で上演

2020年06月21日

2枚目/4枚中

【堂々】「しらなみ」と書いた傘の代わりに、「鮭・川・歌・舞・伎」の傘を持って演じられた「白浪五人男」。一人一人、朗々と口上を披露した=2020年6月14日

 山形県鮭川村に伝わる郷土芸能「鮭川歌舞伎」の特別公演が14日、村中央公民館であった。新型コロナウイルスの影響で同日に予定された定期公演は中止となったが、若手の座員が伝統を受け継いでいこうと、無観客で上演した。公演の映像は21日正午から、動画サイト「ユーチューブ」で公開される。
 演目は、座員が距離を保ちつつ演じられる「寿式三番叟(さんばそう)」と「白浪五人男」。寿式三番叟は場を清める意味を持つといい、コロナ禍の終息を祈って踊られた。
 50年以上携わる保存会座長の高橋真一さん(71)は「次々とイベントが中止になり、今年は断念せざるを得ないと思っていた。その中で『無観客でやろう』と提案してくれた若い座員を頼もしく感じる」と話す。
 鮭川歌舞伎は江戸時代に始まり、1971年に4地区にそれぞれあった一座が合併して「鮭川歌舞伎保存会」が結成された。87年から定期公演を毎年開き、2006年に県無形民俗文化財に指定された。

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