<アングル宮城>大崎・鳴子こけし 若き工人、伝統継ぐ

2020年06月08日

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【修業】温泉街の一角にある岡崎さん(左)の工房「こけしの岡仁」で木地ひきや絵付けを学ぶ田辺さん。「女性の自分が工人になることで、こけし制作を志す人が増えればいい」と力強く話した

 こけしの里に新風が吹いている。通りに10軒以上のこけし工房が立ち並ぶ宮城県大崎市の鳴子温泉郷。60歳以上の工人が大半を占める中、伝統を継ぐ若手が少しずつ現れ始めた。
 松田工房の4代目となる松田大弘さんは最若手の30歳。こけし制作は父忠雄さん(64)から学んだ。3年前、本格的に制作を始め、地元で開催される全国規模のコンクールでは2年連続で上位入賞に輝いた。
 田辺香さん(45)は仙台市内にある大学の技師から転身し、今年4月に修業を始めたばかり。師匠の岡崎靖男さん(66)の工房に通い、鳴子で数少ないという女性工人を目指して奮闘している。
 鳴子木地玩具協同組合の代表理事も務める岡崎さんは「若手は鳴子の希望の星。伝統を後世に引き継いでほしい」と目を細めた。
(写真部・鹿野智裕)

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