聖火、被災地に輝く 宮城に到着「復興の火」展示開始

2020年03月21日

5枚目/11枚中

聖火到着を祝い、観客の上を5色のスモークを出して飛行する航空自衛隊の「ブルーインパルス」=2020年3月20日午前11時45分ごろ、東松島市

 ギリシャで採火された東京五輪の聖火が20日、東日本大震災で被災した宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地に到着した。聖火は石巻市の石巻南浜津波復興祈念公園で「復興の火」として展示された。世界で新型コロナウイルスの感染が広がる中、五輪のシンボルを目にした被災地の人々は地域の復興と大会の成功を祈った。
 同日午前9時35分ごろ、聖火の特別輸送機が松島基地に着陸。柔道男子で五輪3連覇を果たした野村忠宏さんと、レスリング女子で同じく3連覇した吉田沙保里さんがランタンで聖火を式典会場に運んだ。
 大会組織委員会の森喜朗会長はあいさつで、新型コロナの影響を念頭に「安心安全な大会の準備に全力で取り組む」と強調。「復興の火」の展示について「被災地の方々への励ましとなるよう、元気や力を届ける」と述べ、大会理念の「復興五輪」をアピールした。
 基地所属の曲技飛行チーム「ブルーインパルス」が、5色のスモークで式典に花を添えた。聖火は基地内で聖火皿にともされた後、ランタンで復興祈念公園に運ばれ、亀山紘市長らの手で「復興の火」として再び点火された。
 亀山市長は式典で「復興五輪の幕開けを実感した。復興の火が、被災地の未来を明るく照らすことを願っている」と述べた。
 新型コロナの影響で、聖火関連の式典は地元の子どもたちの参加を取りやめるなど、規模を大幅に縮小して実施された。
 「復興の火」は21日に仙台市、22~25日は岩手、福島両県を巡回する形で展示される。26日に福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)から聖火リレーがスタートする。

最新写真特集

記事データベース

企画特集

先頭に戻る