<全国高校サッカー>仙台育英、日大藤沢をPK戦で下す

2020年01月04日

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【仙台育英-日大藤沢】後半、自陣で日大藤沢の選手(右)を囲む(左から)仙台育英のFW山口、DF小林虎、MF豊倉=等々力陸上競技場

 サッカーの全国高校選手権第4日は3日、さいたま市の浦和駒場スタジアムなどで3回戦8試合が行われ、仙台育英は日大藤沢(神奈川)をPK戦で下し、8強入りした。2連覇を目指す青森山田は富山第一に4-1で快勝した。
 帝京長岡(新潟)は神戸弘陵(兵庫)に5-0と完勝した。徳島市立は筑陽学園(福岡)に1-0で競り勝ち、四日市中央工(三重)はPK戦を制した。昌平(埼玉)矢板中央(栃木)静岡学園も勝ち上がった。
 準々決勝は5日に行われる。

 ▽3回戦

仙台育英 0―0 日大藤沢(神奈川)
  (PK9―8)

 【評】仙台育英がPK戦を制して8強入りを決めた。勝因は守備に尽きる。前線から最終ラインまで全員が豊富な運動量で強い圧力をかけ続け、日大藤沢に決定機をつくらせなかった。PK戦は10人目までもつれ込んだが、佐藤文が好セーブを見せて勝利を呼び込んだ。

◎スコアレスでPK戦決着 愚直な守備実る

 1、2回戦と接戦を制し、仙台育英の集中力はさらに研ぎ澄まされていた。優勝候補の一角、日大藤沢を下し30大会ぶりの8強進出。10人目までもつれ込んだPK戦は、佐藤文が足で止める好セーブで決着をつけた。「自分たちのサッカーができていた。迷いはなかった」。守護神は破顔一笑で応援席へ一直線に駆け出した。
 日大藤沢の攻めは鮮やかだった。ピッチを広く使い、長短織り交ぜたパスワークで仙台育英守備陣を揺さぶる。両サイドバックの攻め上がりも怖かった。
 それでも仙台育英には自分たちのサッカーを貫ける心の強さがある。
 「中途半端ではやられる。とにかく食らい付いてノーゴールに抑える」(小林虎主将)。前線からのプレスを愚直なまでに繰り返す。攻撃の要である左サイド豊倉も守備に徹し、1回戦に同点ゴールを挙げた佐藤遼も献身的に走り回った。「守り勝つことだけ考えた」と豊倉。連戦の疲労を感じさせない動きで日大藤沢の攻めを封じた。
 準々決勝はJクラブ内定者3人を擁し、2年連続8強の帝京長岡。こちらも優勝候補に挙げられる強豪だが、小林虎主将は「厳しい戦いは覚悟の上。勝って(ベスト4の)埼玉スタジアムに行く」。さらに高みを見据えている。
(山本武志)

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