古里で再会、老いも若きも 避難指示解除の福島・大熊で9年ぶり夏祭り開催

2019年09月08日

1枚目/3枚中

バーベキューを楽しむ町民ら

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が4月に一部地区で解除された福島県大熊町で7日、古里で開催される夏祭りとしては9年ぶりの「おかえり! なつ祭り」があった。若者を含め町外で避難を続ける人たちも大勢駆け付け、にぎわった。
 大川原地区の役場前広場の会場にはバーベキューコーナーや、ふたば未来学園高の生徒による飲み物の屋台などが並んだ。ステージには、東京で活動する4人組のロックバンド「AORA」が登場。ギターで町出身の川本大貴さん(21)が古里への思いを込めて作詞作曲したオリジナル曲などを披露した。
 原発事故当時、大熊中1年だった川本さんは「今日は緊張しているが、演奏できることをうれしく思う。事故は悲しい思い出だが(町民が)こうして集まることができてよかった」と来場者に語り掛けた。
 広場の中心にはやぐらが組まれ、太鼓と笛の音に合わせて参加者が盆踊りの輪を広げた。
 主催したおおくまコミュニティづくり実行委員会は「多くの若者が古里を訪れてくれた。これからも若者が参加できる催しを企画したい」と意気込む。

最新写真特集

記事データベース

企画特集

先頭に戻る