<原発・福島のいま>大熊、イチゴの出荷始まる 赤い実り復興の象徴に

2019年08月20日

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赤く色づいた大熊産イチゴ

 東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が一部地区で解除された福島県大熊町で、イチゴの出荷が始まった。町は「復興のシンボルとして、基幹産業の農業をけん引してほしい」と期待を込めている。
 19日は栽培施設の開所式があり、出席した関係者は「甘酸っぱくておいしい」と感想を述べた。渡辺利綱町長は「最先端技術でイチゴに最適な生産体制を確立した。町の農業再生と担い手育成を図る」と語った。
 施設では夏秋の加工用品種「すずあかね」など収穫時期の異なる6品種を通年栽培する。8日に出荷が始まった。今後、県内のスーパーで販売され、全国の菓子店でケーキなどでも使われる。
 初年度は約10トンの出荷を見込んでいる。10年後をめどに生産量を約100トンに増やし、2億円の売り上げを目指している。
 施設は町が約20億円で整備。第三セクター「ネクサスファームおおくま」が運営する。当初は7月の初出荷を予定したが、納品ミスによる農薬の誤使用があり、約1カ月遅れた。

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