<甲子園>八戸学院光星8強入り 満塁男・下山サヨナラ打

2019年08月17日

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【八戸学院光星7-6海星】9回裏にサヨナラ打を放ち、ナインと喜び合う八戸学院光星の下山(中央)(藤井かをり撮影)=2019年8月16日、甲子園

 第10日は16日、3回戦4試合が行われ、八戸学院光星(青森)は海星(長崎)に7-6でサヨナラ勝ちし、5年ぶりに準々決勝に進出した。下山がサヨナラ打を放った。八戸学院光星のほか中京学院大中京(岐阜)明石商(兵庫)作新学院(栃木)が準々決勝に進んだ。

 ▽3回戦(第4試合)
海星(長崎)    300003000 -6
八戸学院光星(青森)103200001x-7

 【評】八戸学院光星がサヨナラ勝ち。6-6の九回1死満塁、下山の中前打で勝負を決めた。1-3の三回、太山の右越えソロ本塁打などで3点を奪って逆転し、四回にも2点を追加。六回に追い付かれたが、3番手山田が粘って味方の奮起を呼び込んだ。
 海星は2番手江越が最後に力尽きた。序盤に逸機を連ねたのも痛かった。

 開幕試合で派手なグランドスラムを放った満塁男はここ一番の勝負どころでも力を見せた。八戸学院光星は九回1死満塁、下山が中前にしぶとく落とすサヨナラ打を放って5年ぶりに8強入り。「満塁で打てたのはたまたま。でも、今大会(運を)持っていると感じる」と笑った。
 内角寄りの直球に差し込まれても「スイングスピードで押し込む」。強力打線の中心打者らしく、球威に負けなかった。相手の長打警戒も奏功する。この場面、外野が極端な前進守備を敷くのがセオリーだが「思ったより前に来ていなかった」と仲井監督。強力打線の圧力が劇的な幕切れを呼び込んだ。
 3試合連続2桁安打をマークしたものの、四回から登板した2番手江越には手を焼いた。今大会、3イニング以上無得点は一度もなかったが、五~八回はゼロを並べる。140キロ台の直球を軸とした荒れ球に最後の一押しを欠いた。
 3試合5本塁打と前評判通りの長打力を発揮する一方で、ここ2試合は単打で試合が決まった。「コンパクトに振った延長に長打がある。最初から狙ってはいない」と下山。この試合も14安打のうち10本は単打。つなぎの打撃もできるところが懐の深さだ。(剣持雄治)

 ○…山田粘投、勝利呼び込む 八戸学院光星は3番手で登板した山田が粘りの投球でサヨナラ勝ちを呼び込んだ。
 3点リードの六回1死一、三塁でマウンドへ。暴投と右前2点打で同点とされたが「ここで踏みとどまれば仲間が必ず打ってくれる」と後続を140キロ台の直球で左飛に抑え、流れを渡さなかった。
 九回は2死から3番松尾倫に右越え三塁打を許したが、続く高谷を直球で詰まらせて右飛に。「土俵際の粘りが自分の持ち味。ピンチをつくるのは良くないが抑えるのも自信はある」と笑みを見せた。

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