アゲハも遊ぶ遊園地に 上山・リナワールド、産卵用の苗木植樹

2019年08月11日

3枚目/3枚中

緑豊かな環境のリナワールド

 美しいアゲハチョウが舞う遊園地を目指し、上山市の遊園地「リナワールド」が、チョウが卵を産み付けやすい樹木の苗木を植え、園内に定着できる環境づくりを進めている。少子化などの影響で来園者が減少する中、豊かな自然を生かして都市部の大規模遊園地と差別化を図る。チョウが飛び交う姿が確認されるなど着実に成果も出ている。

 産卵に適したキハダなどの苗木を2015年、ジェットコースターやプールの脇など計14カ所に約200本植えた。17年に幼虫60匹が確認され、昨年から徐々にナミアゲハやキアゲハなどが飛ぶ姿が見られるようになった。
 リナワールドは1969年に「山交ランド」として開業。90年に大規模改修して改称した。年間の来園者は93年のピーク時に約45万人を記録したが、近年は約16万人にとどまっている。
 「アゲハチョウが舞う遊園地」というアイデアは当時、山形大工学部教授だった高橋幸司鶴岡高専校長に相談して提案された。その後、同大地域教育文化学部の村松真准教授(地域計画学)から環境づくりのアドバイスを受けた。
 村松准教授は「自然と触れ合い、楽しめる機会を提供することで、幅広い世代が共に余暇を過ごせる遊園地になる」と説明。リナワールドの高橋茂社長は「全国的にも自然豊かな遊園地。アゲハチョウが舞う中でお客さまが癒やされ、楽しめる空間をつくっていきたい」と話した。

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