<春季東北高校野球>鎌田好救援、勝利の立役者

2019年06月12日

6枚目/9枚中

【弘前学院聖愛5―4明桜】明桜の先発工藤=2019年6月11日、山形県野球場

 弘前学院聖愛はサヨナラで東北大会初の歓喜をつかんだ。延長十回、桜庭の打球が左中間を抜けると、本塁に歓喜の輪が広がった。
 勝利の立役者は2番手で登板した鎌田だ。先発成田が三回に4点を奪われ、四回も先頭から連打を許して1死二、三塁のピンチでマウンドへ。3番大上を一飛に打ち取ると、4番平尾は空振り三振に仕留めた。
 「これで緊張がほぐれた」という右腕は、テンポ良い投球でいきり立っていた明桜打線を沈黙させる。四回まで10安打の打線が五回以降わずか2安打。「直球が伸びていたので変化球が生きた」と納得の表情だった。
 背番号11の鎌田は今大会これが初登板。春は成田と主戦下山に経験を積ませたいという原田監督の意向でマウンドが遠かった。
 それでも準備は怠らなかった。相手選手のデータを頭にたたき込みブルペンでじっと待機。やっと巡って来た決勝の大舞台、力を存分に発揮して見せた。
 チームは準々決勝で東北学院(宮城)をサヨナラで下すと、準決勝はシーソーゲームの末に仙台育英を撃破。4点差をはね返した決勝といい、勝負強さが際立っている。「夏に向け、苦しい試合を勝ち切れたことは今後の財産」と原田監督。2013年夏以来の甲子園に向け、大きな手応えを得た春になった。(大谷佳祐)

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