<アングル山形>命の尊さ教え66年 河北町児童動物園

2019年04月29日

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【笑顔】ニホンジカの「マザー」にニンジンをあげる子ども。1日2回のおやつタイムになると、マザーはフェンス近くに寄ってくる=2019年4月23日

 入場無料、年中無休、24時間開放。そんな動物園が山形県河北町にある。珍しい動物がいるわけでもないのに、なぜか66年間も存続している。
 町役場隣にある「河北町児童動物園」。約2900平方メートルの敷地に約30種の動物がいる。ひなの頃に巣から落ちて拾われたフクロウや有害駆除のわなにかかったキツネ…。傷つき、保護された生き物を飼育員4人が育てている。
 この場所は元々、保育所だった。子どもに命の大切さを教えようと、交通事故でけがをした動物を保護し、世話をするようになったのが、この一風変わった動物園の始まりだという。
 地元の農家や食料品店の店主らが餌になる野菜や果物を届けに来る。通り掛かりの住民が目に付いた動物に声を掛ける。ささやかな「共生」が日常に溶け込む。
(山形総局・熊谷優海香)

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