<世界フィギュア>羽生3位発進 復帰戦冒頭ミス「気張り過ぎた」

2019年03月22日

3枚目/10枚中

男子SP 華麗な演技を見せる見せる羽生=21日、さいたまスーパーアリーナ

 負傷からの復帰戦で、ミスなく滑った平昌五輪の再現とはならなかった。右足首のけがから約4カ月ぶりの実戦で、羽生のSPは94点台にとどまった。「頭の中が真っ白になった」。五輪2連覇の王者も、常に完璧ではない。
 冒頭で大きなミスを犯した。4回転サルコーが抜けて2回転に。世界最高得点を記録したロシア杯では、出来栄え点を含め14点も稼いだジャンプが規定で0点になった。自国開催で大きな声援を受け「ちょっと気張り過ぎた」と振り返る。
 演技直前の6分間練習で「既にわたわたしていた」。4回転サルコーを跳ぼうとしても、周りの選手とのタイミングが合わず、スペースが見つけられない。残り2分。仕方なく軌道を変えて跳んだジャンプで転倒。最後にようやく1本成功したが「自信のないまま(試合に)いってしまった」。
 本来の力なら、十分なウオーミングアップがなくても成功させられるジャンプ。ブランクによる試合勘不足が懸念されるが、羽生は否定する。「試合勘は良かった。わざわざ不安材料を拾ってしまった。もっと自分を信じればよかった」と自己分析する。
 首位のチェンとは12.53点差。「この悔しさを生かす。今できることを一つ一つ重ねる」。フリーでの大逆転に懸ける。
(佐藤夏樹)

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