<全国高校スキー>距離フリー女子で本田が2位 序盤に力温存、悔やむ

2019年02月10日

3枚目/7枚中

距離女子5キロフリー 14分28秒3で5位に入った平川=2019年2月9日、花輪スキー場クロスカントリーコース

 全国高校スキー大会第2日は9日、鹿角市の花輪スキー場で競技が始まり、距離フリーの女子(5キロ)は本田千佳(秋田・花輪)が14分16秒8で2位となった。アルペン女子大回転は森永ののか(秋田・角館)と広田静空(しずく)=北海道・旭川明成=が合計2分2秒44の同タイムで優勝。ジャンプ男子(ヒルサイズ=HS86メートル)は小林龍尚(たつなお)=岩手・盛岡中央=は79.5メートル、81メートルの合計236.4点で2位に入った。

 「負けた…」。距離女子5キロフリーで2位に入った秋田・花輪の本田は、ゴール直後、倒れ込みながら電光掲示板に目をやった。「優勝を狙えると思っていた。同じ2年生の選手に負けて悔しい」。優勝した20歳以下(U20)日本代表の栃谷(北海道・おといねっぷ美術工芸)に14秒2差をつけられてのゴールだった。
 大会会場に近い秋田県小坂町出身。コースは小さい頃から滑り込んできた。中盤の上り坂が苦手だったが、「今日は気持ちで乗り越えられた」。夏場に13キロの長距離走で鍛えた持久力で後半に勝負を懸ける。しかし、栃谷のスピードは予想以上で逃げ切りを許してしまった。
 「序盤に力を温存し過ぎたのは悪い癖。思っていたより、リードを広げられてしまった」。そう悔しがったが、栃谷と同じU20日本代表の祖父江(長野・飯山)には3秒7差をつけて先着した。10日は5歳ごろから始めた得意のクラシカルに出場する。
 「自分の滑りに徹して表彰台を狙う」。静かに闘志を燃やした。158センチ、54キロ。(今愛理香)

<森永、攻めのターン貫く>
 女子大回転は森永(秋田・角館)=写真=が広田(北海道・旭川明成)と同タイムで頂点に立った。「ずっと優勝をイメージしてきた。夢みたい」と笑顔を見せた。
 最大傾斜30度、難所がいくつもあるコースでも「急斜面の方が得意」と攻めのターンを貫いた。「広田さんは今季一番強い選手。ようやく追いつけた」と自信になったようだ。
 滋賀県出身。「スキーで上を目指したい」と角館にやってきた。朝5時半から5キロのランニングを日課としてスタミナを養うなど、真剣に競技と向き合ってきた。「自然相手で難しい競技だが、そこを工夫して克服していくのが楽しい」。今春、立命大に進学して競技を続ける。

<小林、世界で活躍の兄を参考>
 ジャンプ男子は盛岡中央の小林=写真=が2位に入った。1回目は緊張で踏み切りのタイミングが合わず失速したが、2回目は81メートルまで伸ばし「飛び出しと頂点での体勢が良かった」と満足していた。
 今季ワールドカップで快進撃を続ける小林陵侑(土屋ホーム、盛岡中央高出)の5歳下の弟。いつも兄の映像を見てフォームを参考にしているという。10日はノルディック複合に出場する。「距離は練習不足だが、本業のジャンプだけはしっかりトップを取りたい」と気合十分だ。

最新写真特集

記事データベース

企画特集

先頭に戻る