<アングル宮城>神の化身、世界の宝 米川の水かぶり

2019年02月04日

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【奇声】火伏せを祈願して奇声を上げながら、家々に勢いよく木おけで水を掛けるわら装束の男衆=2019年2月2日午前10時50分ごろ

 わら装束をまとった火の神の化身が家々に水を掛けて回る。2日あった宮城県登米市東和町の「米川の水かぶり」。防火を祈願するとともに、数え15歳の元服を迎えた男子を一人前の大人として地域の輪に迎え入れ、結束を確かめ合う行事でもある。
 参加資格は米川五日町地区の男性。他地区の者が入ると火難が起きるとされ、しきたりを守る。地区住民は約100世帯260人。過疎のまちの担い手不足は深刻で近年は他地域在住の地区出身者や小学生に対象を広げた。
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に昨年登録された。「地域の小さな行事が世界の宝になった。今年は大勢の人に見てもらえて良かった」。水かぶり保存会の菅原淳一会長(62)は目を細めた。
(登米支局・小島直広、写真部・安保孝広)

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