<ユネスコ遺産>スネカ 荒ぶり 誇る 大船渡

2019年01月16日

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家を中を回りながら子どもに声を掛けるスネカ=2019年1月15日午後5時40分ごろ、岩手県大船渡市

 岩手県大船渡市三陸町吉浜で15日夜、異形の神が集落の家々を巡る小正月の伝統行事「スネカ」があった。奇怪な面にみのをまとった24人が約300世帯を回り、荒々しく子どもの成長や豊漁を願った。
 会社員菊地博彦さん(36)宅では、スネカが「泣くわらしはいねえか」と声を荒らげると、子どもたちが泣きながら大声で「いい子にします」と誓った。
 「吉浜のスネカ」は、昨年11月に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録が決まった「来訪神 仮面・仮装の神々」の構成要素。怠け者のすねの皮を剥ぐ「脛(すね)皮たぐり」が語源とされる。
 近年は後継者を育成しようと、地元の吉浜中の生徒もスネカを演じるようになった。2年千葉陽和(はると)さん(14)は「スネカは吉浜の誇り。これからも続けていきたい」と話した。

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