<震災7年8ヵ月>「仕方ない」でも「見るのはつらい」 佐々直旧工場解体、揺れる心

2018年11月10日

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機械室に続く外階段を取り壊す重機。旧本店工場はあと2週間ほどで見納めとなる。左は慰霊碑=2018年11月9日午前9時40分ごろ、名取市閖上

 東日本大震災の爪痕を伝える建物が、また一つ姿を消す。名取市閖上地区に残った笹かまぼこ製造販売の佐々直の旧本店工場。9日の解体工事前にあった神事や感謝祭に元従業員らも含め計約100人が駆け付け、7年ほど前まで共に働いた「戦友」に別れを告げた。

 津波襲来時、高さ約5メートルの2階部分にいて助かった佐々木直哉社長(72)は「7年間持ってくれたし『ありがとう』の一言だ。解体は仕方ないことだが、実際に壊れていくのを見るのはつらい」と揺れる心情を漏らした。

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