<楽天>西口、大化けの予感 2年目で初先発、7回2/3を2失点

2018年10月01日

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【東北楽天2―5オリックス】8回オリックス2死三塁、宗に右越え2ランを浴び、立ちつくす東北楽天先発の西口(佐藤琢磨撮影)=2018年9月30日、楽天生命パーク宮城

 敗戦の中、東北楽天に期待の星がまた一人誕生した。2017年ドラフト10位、入団2年目の西口が初登板で先発し、七回までは二塁を踏ませず無得点に抑える好投。八回に宗に同点2ランを浴びはしたが、本人も「出来過ぎ」という7回2/35安打2失点の結果だった。伸びのある直球で押す姿は、平石監督代行を「素晴らしい投球。楽しみな選手」とにんまりさせた。
 デビュー戦の緊張感があった一回、西口は先頭の宗を打ち取るとペースをつかんだ。三遊間深くへの当たりを村林がしぶとくさばいて遊ゴロにすると、「おかげで落ち着けた」と感謝。さらに2死一塁から、強打の吉田正に対してこの日最速の148キロで強気に内角を突いて右飛に打ち取り、「調子がいいと思えた」という。
 ここからが見せ場。直球で打者を詰まらせたり、緩い変化球を駆使して間合いを外したり。七回までの21アウトのうち飛球のアウト14個という結果は、打者に思うように打たせなかった証左だ。八回2死三塁から135キロの直球で宗に同点弾を許して初勝利は挙げられなかったが、「球威が落ちた時でも投げ切らないと駄目」と成長するための材料も得た。
 甲賀健康医療専門学校(滋賀県甲賀市)出身。昨年選手寮に入った時から部屋の洗面台に、甲賀市で主に作られる縁起物の信楽焼のタヌキを置いている右腕が今後の大化けを予感させた試合だった。(金野正之)

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