<秋季高校野球県大会>大崎中央東北大会へ11年ぶり
2018年09月24日
【柴田5-12大崎中央】力投を見せた大崎中央の氏家=2018年9月23日、石巻市民球場
▽3位決定戦
柴 田0010220=5
大崎中央0241005x=12
(七回コールドゲーム)
【評】大崎中央が七回コールド勝ち。二回に永安の2点三塁打で先制。三回は山口の右越え2点本塁打などで4点を加え、七回は寒河江の走者一掃となる三塁打などで5点を奪い試合を決めた。柴田は2点差に迫った七回無死三塁の反撃機を逸したのが痛かった。
<連投の1年氏家、踏ん張る>
大崎中央が11年ぶりの東北大会出場を決めた。平石監督は「慎重さがあった昨日の古川戦の敗戦を受けて成長してくれた」とナインをたたえた。
連投の1年生氏家が踏ん張った。七回は一打逆転の2死満塁のピンチを背負ったが「打たれてもいいから自信のある球を」という平石監督の言葉通りに直球を投げ込み、投飛に打ち取ってガッツポーズ。「古川戦は雰囲気にのまれて心残りだった」と喜んだ。
打線も思い切りのいいスイングを取り戻し、三回は5月まで約半年間のけがに苦しんだ3番山口が2点本塁打で勢いづけた。「みんなが支えてくれて、やっとチームに貢献できた」とうれしそう。平石監督は「東北大会でも一戦一戦学び、甲子園につなげたい」と意欲を語った。
<柴田、痛かった7回の逸機>
柴田は6点差から2点差まで詰め寄りながらまさかのコールド負け。七回無死三塁で無得点に終わったのが痛かった。
「スクイズも考えたけど、いい当たりもあったんで」。打順は中軸に回っただけに、平塚監督も悩みどころだったようだ。ゼロに終わって流れががらりと変わるのが野球の怖いところ。直後の守りで粘りの投球を見せていた主戦細野が力尽きてしまった。