「津波水位15.1M」脅威伝えた陸前高田のGS巨大看板撤去 規制で現物保存できず、移転先で一部展示へ

2018年08月01日

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国道45号のかさ上げ工事に伴い、撤去されたガソリンスタンド「オカモトセルフ陸前高田」の看板=2018年7月31日午前11時10分ごろ、陸前高田市

 陸前高田市で東日本大震災の津波の脅威を伝えてきたガソリンスタンド「オカモトセルフ陸前高田」の看板が31日、国道45号のかさ上げ工事に伴って撤去された。5メートル四方の看板部分を保存し、店舗の移転先で展示する予定だ。
 店舗は海岸から約600メートルに位置し、津波で全壊。高さ15メートルの鉄柱看板だけが残った。2012年の営業再開後は看板に「津波水位15.1M」と表示し、剥落やへこみもあえてそのまま残した。
 ガソリンスタンドは、近くに整備される復興祈念公園や移転先での現物保存を求めたが、屋外広告の規制などで断念。一部をモニュメントとして残すことにした。店舗は約2キロ東側に移転して10日に営業を始める。
 撤去作業を見守った従業員熊谷定雄さん(70)は「ここにあってこそ津波の脅威が伝わるので撤去は残念。移転先で看板を間近に見てもらい、防災に役立つよう津波の状況を説明していきたい」と話した。

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