<Jヴィレッジ>午後2時46分、復興へのキックオフ 一部再開、中学生が記念試合

2018年07月29日

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スタジアムの天然芝グラウンドで中学生チームが対戦した記念試合=2018年7月28日、福島県双葉郡広野町のJヴィレッジ

 東京電力福島第1原発事故で対応拠点になったサッカー施設、Jヴィレッジ(福島県楢葉町、広野町)が28日、7年4カ月ぶりに一部施設の運営を再開した。交流人口の拡大につながると地元の期待は大きく、「復興のシンボル」の役割を背負う。
 再開されたのは、天然芝、人工芝グラウンド全9面のうち6面と、新設117室を含む全200室の宿泊施設など。施設の約8割が利用可能になった。
 収容規模5000人のスタジアムで式典があり、運営会社社長の内堀雅雄福島県知事が「どんな困難も克服できる希望の光を国内外に発信する拠点になる」と述べた。東日本大震災や西日本豪雨の犠牲者を悼み黙とう。震災が起きた午後2時46分、ともに中学生によるクラブチーム「Jヴィレッジスポーツクラブ」と県選抜チームの記念試合を開始した。
 スタンドで応援したスポーツクラブメンバーの広野中2年坂本翔さん(13)は「新しい歴史が始まると感じた。素晴らしいグラウンドでいいプレーができるよう練習したい」と話した。
 県は整備中の全天候型練習場の利用を9月8日に始めると明らかにした。全面再開は来年4月の予定。震災前の年間50万人を上回る60万人の来場を目指す。
 1997年開設のJヴィレッジは東電が建設し、県に寄贈。原発事故後は東電が作業員の駐車場や社員の宿泊場所などとして使った。2016年11月で利用をやめ、芝の張り替えや建物改修を進めてきた。

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