<高校野球宮城>古川工、6回集中打

2018年07月28日

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【古川工業3-1柴田】6回表古川工業無死一、三塁、佐藤が逆転の右越え2点適時三塁打を放ち、2-1とする=2018年7月27日、楽天生命パーク宮城

 高校野球宮城大会第12日は27日、仙台市宮城野区の楽天生命パーク宮城で準決勝2試合があり、古川工と仙台育英が決勝に進んだ。

 ▽準決勝(楽天生命パーク宮城)
古川工000003000=3
柴 田000100000=1

 【評】古川工が柴田の主戦柴崎を中盤に攻略した。0-1の六回、斎藤、菅原の連打で無死一、三塁とし、佐藤の右越え2点三塁打で逆転。続く鎌田の犠飛で1点を加えた。投げては主戦小松が3安打1失点で完投。柴田は四回に先制したが、五回以降は無安打に終わった。

◎打撃力向上 好機逃さず

 見事な集中打だった。古川工は六回に柴田の左腕柴崎から連続3安打などで、試合をひっくり返した。
 口火を切ったのは左打者2人だ。先頭斎藤が右前に運んで出塁すると、1番菅原も右前打で一、三塁。この大会打率5割超と好調な右の佐藤に打順が回った。
 1、2打席は外角攻めに遭い、ともに空振り三振に倒れていた。この打席も佐藤が外野を見渡すと、定位置よりも2~3メートル右に守っている。「また外を攻めてくるはず」。1ボールからの2球目、外から甘く入った直球を逆らわずに右方向へはじき返し、逆転の2点三塁打とした。
 五回まで右打者は外角球の出し入れに苦しめられてきたが、ボール球の後は真っすぐを置きにくる特徴をつかんでいた。「選手が自分たちで対策を練って結果を出した。頼もしい以外の言葉はない」。間橋監督はチームの成長に感激の面持ちだった。
 昨年の宮城大会は3回戦で仙台城南に七回コールド負け。その後、チームは打撃力向上に努めてきた。今大会は5試合で38得点。確かな成果が表れている。
 前回の決勝は2015年で、同じ仙台育英に0-13で大敗しており、今回は雪辱を期す一戦となる。佐藤は「決勝も打って主役になる」。11年以来、7年ぶりの甲子園出場へ闘志を燃やした。
(大谷佳祐)

 <古川工・小松投手(3安打1失点で完投)>「スライダーを狙われていたので後半から配球を変えた。どんどん振ってくる打者に対し、緩い変化球でカウントを取りにいったのが良かった」

 <柴田の左腕柴崎「修正できず」>
 柴田の好左腕柴崎が、1点リードの六回に崩れた。「とても悔しい。五回終了後のグラウンド整備で気持ちが緩んでしまった」と肩を落とした。
 五回までは最速136キロの直球を軸に1安打無失点と上々の内容だった。しかし、間が空いた後の六回のマウンド、球が高めに浮いて3連打と犠飛で3失点。「修正ができなかった」と言葉を振り絞った。
 準々決勝まで3試合25回2/3を自責点ゼロ。「2点差はワンチャンス(で返せる)」と女房役の三浦に励まされ、その後は無失点で投げ抜いた。三浦は「(柴崎)倭(やまと)にベスト4まで連れてきてもらったのに、打線が援護できなかった」と目を赤くした。

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