<高校野球宮城>4強決定 仙台三、12安打8得点快勝

2018年07月26日

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【仙台三8-1古川学園】7回裏仙台三1死二、三塁、岩渕が右前に2点適時打を放ち7-1と突き放す=2018年7月25日、仙台市民球場

 高校野球宮城大会第11日は25日、仙台市民、石巻市民両球場で準々決勝4試合があり、古川工、柴田、仙台育英、仙台三が勝って4強が決まった。
 古川工は打線が爆発し、東北生活文化大高に16-0でコールド勝ち。柴田は石巻に5-1で快勝した。仙台育英は東北学院を3-0で破った。仙台三は古川学園に8-1でコールド勝ちした。
 26日は休養日で試合はなく、27日は仙台市宮城野区の楽天生命パーク宮城で準決勝2試合がある。

 ▽準々決勝(仙台市民)
古川学園0010000 =1
仙台三 4000103x=8
(七回コールドゲーム)

 【評】仙台三が攻守に圧倒した。一回、敵失に乗じて4点を先取すると、七回には1死二、三塁から岩渕の2点右前打などで突き放した。投げては主戦菅田が7回2安打1失点と好投。古川学園は4失策が響き、打線も振るわなかった。

◎4番で捕手岩渕、攻守に躍動

 仙台三は4番で捕手の岩渕が、攻守にわたる活躍を見せて4強入りを決めた。
 先制、中押し、ダメ押しと理想的だった攻撃の流れの中で、五回の適時打は古川学園の反撃意欲に水を差すのに効果的だった。
 2死三塁で狙っていた変化球を右前へ。「絶対決めたかった」。前の2打席は倒れていただけに、4番の意地を見せた。勢いのまま七回はダメ押し打を再び右前に運んだ。
 好リードも光る。序盤は厳しく内角を攻めたが、先発菅田の調子を見て「この直球なら長打になることはない」と判断。四回以降は外角に集めて打たせて取る配球に切り替えた。菅田の力みが消え、六回は3者連続三振。終わって見れば7回2安打1失点。佐藤監督は「好リードで菅田に本来以上の投球をさせた」とたたえた。
 4回戦は岩渕のスクイズで先制するなど、4戦で16犠打。小技を多用してきたが「打線の調子はずっと良かった」(佐藤監督)。準々決勝から、チームは攻めの野球にかじを切った。この日は強攻策を重ねて12安打8得点。戦術の幅の広さを見せた。
 岩渕は4強入りした昨夏もマスクをかぶっているのが強みだ。「攻守でいいリズムができている」。頂点へ向けて手応えを得る勝利だった。(今愛理香)

<古川学園・安藤「最後まで投げたかった」>
 第2シードの古川学園にとっては、一回の4失点が全てだった。3失策絡みと点の取られ方も悪かった。主戦の安藤は「たとえエラーで出塁されても、抑えるのがエースの役目。それができずに残念」と涙ぐんだ。
 春の県大会準優勝の実績を引っ提げて臨んだ宮城大会。安藤は「自信にもなったし、プレッシャーにもなっていた」と振り返る。五回終了後に降板してマウンドを2年生の佐々木に譲った。「最後まで投げたかった」と唇をかんだ。

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