<アングル山形>村山・大谷地沼のジュンサイ 水面探り宝石摘む

2018年07月16日

1枚目/11枚中

【鮮明】ゼリー状のぬめりに覆われた若芽を手際よく摘み取る組合員石沢春代さん(67)。水槽越しにシャッターを切ると、水中の手とジュンサイが実際より大きく見える=2018年7月12日、山形県村山市田沢

 清らかな湧水が注ぐ沼一面に、楕円(だえん)形のジュンサイの葉が浮かぶ。箱型の小舟をこぎ、水面(みなも)をのぞき込んでは茎をかき分け、水中に潜む若芽を摘み取る。時折吹く初夏の風が心地よい。
 村山市で江戸時代から続く天然ジュンサイ摘み。若芽はつるんとした食感が特徴の高級食材で、「食べるエメラルド」とも呼ばれる。大谷地沼で収穫、出荷している大高根じゅん菜採取組合は6月、摘み取り体験や持ち帰りができる「収穫チケット」を販売した。
 仙台圏を中心に注目を集め、高齢の夫婦や親子らがジュンサイ摘みを楽しんでいる。中には2キロほど収穫する腕利きもいたとか。
 「見つけた」「採れたよ」。普段は静かな沼に歓声が響き、箱舟が立てた小さな波が広がった。(山形総局・岩田裕貴)

最新写真特集

記事データベース

企画特集

先頭に戻る