<楽天>もがく松井 100S目前に長引く不調 フォーム修正も調子に波

2018年07月10日

1枚目/37枚中

【楽天3-4西武】10回西武1死、メヒアに2者連続の中越えソロを許した東北楽天3番手の松井=2018年7月8日、楽天生命パーク宮城

 東北楽天の本来の抑え投手松井が26試合で5敗2セーブ、防御率5.33と長引く不調を脱し切れず、もがいている。3年連続30セーブ以上を記録した不動のクローザーとして臨んだはずの今季、開幕から精彩を欠き、5月中旬に中継ぎに配置転換。6月上旬から2軍で調整を続けて6日に1軍に復帰したが、実力を発揮できていない。
 8日の西武戦、1-1の延長十回に3番手で登板し、1死走者なしから外崎(富士大出)、メヒアに連続被弾した。「四球を与えたくないと思って投げたら、甘く入った」。躍動するように投げる本調子の時の姿はなく、2軍で取り組んだフォーム修正の成果を出せなかった。
 右肩が意識したよりも早く開いてしまう悪い癖を2軍で見つけた。ボールに力が伝わりにくく、制球も安定しない原因だった。この癖を抑える取り組みを続け、2軍では6戦計6回を無失点と好結果につなげた。最後の5日は九回に登板し、二つの空振り三振を奪った。「体重移動の感覚が良くなり、自分の意思通りに投げられる球が増えてきた」と手応えはあった。
 1軍復帰後に初登板となった7日の西武戦、1点を追う九回を無失点で切り抜けた。リーグ屈指の巧打者秋山(八戸大出)を145キロの速球で空振り三振に仕留めるなど好調時に近いボールもあった。それだけに日ごとの好不調の波を抑えることが復調の鍵となる。
 通算100セーブまであと二つと記録達成は目前。好調のハーマンが現在の守護神であることは変わらないが、平石監督代行は「松井が本来の投球を見せてくれれば、今季中に(守護神の座に戻して)100セーブを達成させてあげたい」と親心を抱く。松井は「セーブが挙げられる場面で使ってもらえるように状態を上げていく」と決意を語った。(伊藤卓哉)

最新写真特集

記事データベース

企画特集

先頭に戻る