<猊鼻渓>木の香漂う新造船、光る職人技

2018年06月28日

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<進水>完成した船は全長約14メートル。ころに乗せ、10人がかりで進水させた=2018年5月18日、岩手県一関市東山町

 豊かに水をたたえた渓谷に、金づちの音がこだました。
 岩手県一関市東山町の「猊鼻渓(げいびけい)」で木造遊覧船造りが始まったのは2カ月前。のこぎりをひき、のみでうがち、組み立てる。今月中旬、ついに木の香漂う新造船が完成した。
 「げいび観光センター」は、遊覧船の船頭が船大工も務めて大型の和船造りを受け継いできた。全国的にも珍しい取り組みだ。この道30年の総括長佐藤和朗さん(55)が、先輩から教わった技を後輩に伝える。
 和船は55人乗り。「平底の木造船は安定感抜群」と佐藤さん。ゆったりとした船上のひとときは、職人技が支えていた。(一関支局・浅井哲朗)

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