<W杯サッカー>日本、コロンビアから金星 この勢い次も 仙台のPVに2400人

2018年06月20日

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前半、PKをもらい歓声を上げる日本サポーター=2018年6月19日、陸前高田市のアバッセたかた

 これがジャパンの底力だ。19日、サッカーのワールドカップ(W杯)初戦で勝利を収めた日本代表に、東北からも熱い声援が送られた。東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた陸前高田市では、かさ上げ地にできた商業施設でパブリックビューイング(PV)があり、約500人が歓喜を爆発させた。仙台市のPVも大勢のサポーターが集結。前回大会で完敗した強豪コロンビアからの勝ち点3に大歓声が上がった。
 陸前高田市の「アバッセたかた」前の特設会場は、試合前からサポーターらのレプリカユニホームでブルーに染まった。「ニッポン」コールが湧き起こり、熱気が肌寒さを吹き飛ばした。
 壊滅した中心市街地は4年前、何の明かりもなかった。自営業の菊池純一さん(60)は「今までにない光景だ」と喜び、「W杯で優勝し、力をくれた(女子日本代表の)なでしこジャパンを再現してほしい」と声をからした。
 仙台市ではゼビオアリーナ仙台(太白区)に約2400人が集まった。開始早々、宮城で中学・高校時代を過ごした香川真司選手(FCみやぎ出身)がPKを決めた瞬間、会場のムードは一気に最高潮に。一度は追い付かれたが、後半28分に大迫勇也選手のゴールで勝ち越すと、会場は再び大きく沸いた。
 長い長い5分のロスタイム。終了の笛が鳴ると同時に、陸前高田、仙台の会場は歓喜の叫びに包まれた。
 陸前高田市高田小6年で、サッカーチーム主将の臼井昇汰君(11)は、香川選手が復興支援で同市を訪れた時、プレーに魅せられた。「本番に強い選手はこういう場面でしっかり決めてくれる」と手をたたいた。
 ゼビオアリーナには喜びの輪ができた。名取市の大学3年高橋芹奈さん(20)は快挙を成し遂げたイレブンに「良くて引き分けと思っていた。この勢いで次も勝って」と夢を膨らませた。

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