<梨田監督辞任>低迷で引責表情硬く 球団社長「サポートできず」

2018年06月17日

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辞任を表明し、球団事務所を後にする梨田監督=16日午後8時、仙台市宮城野区の楽天生命パーク宮城

 プロ野球東北楽天の梨田昌孝監督(64)は16日、辞任を表明した後、記者団の取材に応じた。その顔には、いつもの柔和な笑みは見られず、終始硬い表情を崩さなかった。

 梨田監督が球団に辞意を伝えたのは、この日仙台市宮城野区の楽天生命パーク宮城であった阪神戦の試合後だった。エース則本昂大投手が完封目前の九回に逆転を許すショックな敗戦に「本拠地で負け込んだという結果は監督の責任だ」と梨田監督は声を絞り出した。
 昨季は開幕から好調でパ・リーグ3位でクライマックスシリーズに進んだ。今季は「ぜひ優勝を」との思いで臨み、ファンも望んでいた。しかし、4月に7連敗を喫するなど開幕から低迷が続いていた。
 梨田監督を強く慰留した楽天野球団の立花陽三社長は記者団に「私の力不足で(辞任を)止めることができなかった。残念だが、2年半しっかりやっていただいた」と無念さをにじませた。
 今季は負けが続く中、梨田監督と立花社長は「一試合一試合を戦っていこう」と話していたという。その上で「成績不振は監督だけではなく、私を含め関わった全員の責任。監督をサポートできなかった」と沈痛な表情で語った。
 選手会長の岡島豪郎外野手も指揮官の突然の辞任に戸惑いながら、「プレーしている僕たちの責任でもある。(シーズンは続くが)下を向くことなく、借金を一つでも減らすことが梨田監督に報いることになる」と語った。
 中日、阪神、東北楽天を監督として優勝に導き、退任後は球団副会長を務めた星野仙一さんが1月に死去した。梨田監督も近鉄、日本ハムでリーグ優勝し「偉大な大先輩の道をたどっていきたい」と意欲を見せていたが、その夢は道半ばでついえた。

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