<震災7年>海の恵み もう一度 未来への確かな歩み、浜の再生促す

2018年03月08日

6枚目/8枚中

【次代つなぐ】慣れない手つきで長さ2.5メートルのタコかご用のロープを結んでいるのは、気仙沼市唐桑中1年の小松創(はじめ)さん(13)。「自然と触れ合うことが楽しいし、何より地元の海が好き」と楽しそう。気仙沼市唐桑町では東日本大震災後、地元の中高生に呼び掛けて、漁業や農業を体験してもらう活動が続けられている。海に親しみ、働きがいを学んだ子どもたちの中から、次の世代の担い手が生まれる=2018年2月4日、岩手県気仙沼市唐桑町の小鯖漁港

 家も船も漁具も一瞬にして失われ、途方に暮れた日からもうすぐ7年。豊かな海の恵みを取り戻す努力が実を結び始めた。
 高台に移った魚屋さんには地元の魚介が並び、買い物客があれこれ品定め。お得意さんに新鮮な魚を届けようと、災害公営住宅を連日訪れる移動販売車も。
 全てが元通りになったわけではない。水産加工施設はまだまだ足りないし、東京電力福島第1原発事故の影響をまともに受けた福島県では、今なお試験操業が続く。
 岩手、宮城、福島3県の海ははるかな昔から、人々の生活を支えてきた。浜の再生は復興への営みそのもの。少しずつ、未来への確かな歩みを重ねる海辺の景色を追った。(写真部震災取材班)

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