<震災7年>海の恵み もう一度 未来への確かな歩み、浜の再生促す

2018年03月08日

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【古里届ける】トラックの荷台には、ヒラメにイカ、ゆでダコ、ワカメなどがぎっしり並ぶ。陸前高田市の村上善喜さん(57)は、東日本大震災後すぐ鮮魚の移動販売を始めたという。今も週に4日、高台に引っ越した家や災害公営住宅を回っている。移動販売車のスピーカーから流れるのは、地元の「高田音頭」。ご当地ソングと共に、笑顔で被災地を巡っている=2018年2月15日、岩手県陸前高田市米崎

 家も船も漁具も一瞬にして失われ、途方に暮れた日からもうすぐ7年。豊かな海の恵みを取り戻す努力が実を結び始めた。
 高台に移った魚屋さんには地元の魚介が並び、買い物客があれこれ品定め。お得意さんに新鮮な魚を届けようと、災害公営住宅を連日訪れる移動販売車も。
 全てが元通りになったわけではない。水産加工施設はまだまだ足りないし、東京電力福島第1原発事故の影響をまともに受けた福島県では、今なお試験操業が続く。
 岩手、宮城、福島3県の海ははるかな昔から、人々の生活を支えてきた。浜の再生は復興への営みそのもの。少しずつ、未来への確かな歩みを重ねる海辺の景色を追った。(写真部震災取材班)

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