<震災7年>海の恵み もう一度 未来への確かな歩み、浜の再生促す

2018年03月08日

3枚目/8枚中

【創造広がる】昨年、操業が始まった名取市閖上のシラス漁。地元産のシラスを売り込もうと、宮城農高・農業経営者クラブの生徒が新メニューに取り組む。メンバーの西大條(にしおおえだ)利成さん(17)は「笹かまぼこやずんだ餅に負けない名産品にしたい」と頼もしい。クラブで考え出した「パリッと閖上おにしらす」は昨年11月、「ご当地!絶品うまいもん甲子園」で見事優勝した=2018年2月27日、宮城県名取市の宮城農高

 家も船も漁具も一瞬にして失われ、途方に暮れた日からもうすぐ7年。豊かな海の恵みを取り戻す努力が実を結び始めた。
 高台に移った魚屋さんには地元の魚介が並び、買い物客があれこれ品定め。お得意さんに新鮮な魚を届けようと、災害公営住宅を連日訪れる移動販売車も。
 全てが元通りになったわけではない。水産加工施設はまだまだ足りないし、東京電力福島第1原発事故の影響をまともに受けた福島県では、今なお試験操業が続く。
 岩手、宮城、福島3県の海ははるかな昔から、人々の生活を支えてきた。浜の再生は復興への営みそのもの。少しずつ、未来への確かな歩みを重ねる海辺の景色を追った。(写真部震災取材班)

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