<震災7年>海の恵み もう一度 未来への確かな歩み、浜の再生促す

2018年03月08日

2枚目/8枚中

【未来育てる】寒い冬の朝、宮古市の漁港に笑い声が響いた。ワカメ漁が最盛期を迎え、石浜一さん(41)の家族が総出でお手伝い。母親の貴子さん(35)に教えられながら、(左から)諒君(6)、穂波さん(8)、有理君(5)のきょうだいがメカブを削り取る。「冷たくて大変」と話す諒君はこの春、小学校に入る。将来の夢は「カッコいい漁師になって、おいしいワカメをつくりたい」=2018年3月4日、岩手県宮古市重茂の石浜漁港

 家も船も漁具も一瞬にして失われ、途方に暮れた日からもうすぐ7年。豊かな海の恵みを取り戻す努力が実を結び始めた。
 高台に移った魚屋さんには地元の魚介が並び、買い物客があれこれ品定め。お得意さんに新鮮な魚を届けようと、災害公営住宅を連日訪れる移動販売車も。
 全てが元通りになったわけではない。水産加工施設はまだまだ足りないし、東京電力福島第1原発事故の影響をまともに受けた福島県では、今なお試験操業が続く。
 岩手、宮城、福島3県の海ははるかな昔から、人々の生活を支えてきた。浜の再生は復興への営みそのもの。少しずつ、未来への確かな歩みを重ねる海辺の景色を追った。(写真部震災取材班)

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