<全町避難>思い出の品々7年ぶり搬出 福島・大熊大野小の卒業生、保護者

2018年03月03日

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いわき市に住む高校3年の卒業生(右)と父親=2018年3月2日、福島県大熊町の大野小

 東京電力福島第1原発事故の影響で全町避難が続く福島県大熊町の大野小で2日、初めて立ち入りが許可され、卒業生らが残されたままとなっていた荷物を取り出した。
 校舎は帰還困難区域の下野上地区に立地。除染が昨年中に終了し、卒業生や保護者ら6世帯13人が7年ぶりに足を踏み入れた。
 卒業生らは「懐かしい」などと言いながら、教室にあった道具箱やドリルなど思い出の品々を袋に詰めた。書類や本が散乱する職員室や図書室など、7年前の地震直後の様子が生々しく残る校舎内も見て回った。
 当時小学2年だった中学3年の小勝優希さん(15)=茨城県つくば市=は「自分の荷物が想像以上あり、いろんなことを思い出した」と話した。
 当時小学1年だった娘の荷物を取りに来た井戸川豪さん(43)=いわき市=は「(自身の母校で)思い出がたくさんあるここで、娘をずっと学ばせたかった」と無念そうだった。
 3、4日も計33世帯が荷物の取り出しに訪れる予定。大野小は原発事故後、避難先の会津若松市に移転。児童は事故前の423人から11人に激減した。

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