<羽生結弦>五輪連覇「被災地の人々が笑顔になるきっかけがあればいいと思っていた」

2018年02月28日

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記者の質問に笑顔で答える羽生結弦選手=2018年2月27日、東京都内の日本記者クラブ

 平昌冬季五輪のフィギュアスケート男子で66年ぶりの2連覇を果たした羽生結弦(23)=ANA、宮城・東北高出=が27日、東京都内の日本記者クラブで記者会見し、東日本大震災の被災地に向けて「仙台でたくさんの人が応援してくれたことは見ていたし、メッセージも頂いた。被災地の人々が笑顔になるきっかけがあればいいと思っていた」と感慨深げに語った。

 100人を超す報道陣を前に、引き締まった表情で席に着いた。2連覇達成の感想を聞かれ、「一言で言えば幸せ」と前置きした上で「66年前は全く違うスポーツ。この4年間も違う競技をしていると思うくらい進化が目まぐるしかった」と振り返った。
 ソチ五輪に続き、地元仙台で検討されている祝賀パレードについては「たくさんの費用がかかり、特別な支援があってのことだと分かっている。(多くの人が)仙台に来て杜の都の良さを知ってもらうことで、仙台の復興、宮城の復興に携われたらいい」と話した。
 王者であり続ける孤独感について触れる場面もあった。「ソチが終わり、祝福されればされるほど自分の気持ちはどこにあるのかと思っていた。周りが幸せになりすぎていて、僕の幸せは何なんだろうと。でも今は、『ありがとう』『おめでとう』を素直に受け止めるとうれしくなる」
 4年後の北京冬季五輪出場は「未定」とした。一方で「(挑戦を明言している)4回転アクセル(4回転半ジャンプ)など今やることをやり、その延長線上に北京五輪があるなら絶対に勝ちたい」とも話し、偉業達成後も全く変わらない負けん気の強さを示した。
 羽生は同日、東京都内の日本外国特派員協会でも記者会見し、4回転半ジャンプについて「2回転しながら(縄跳びの)4重跳びをする感じ」と、椅子から立ち上がって身ぶり手ぶりで解説した。「初めの一人になれなくても、自分の夢である4回転半を成功させたい」と力強く宣言した。

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