<アングル秋田>豊かな森 希少な生物息づく

2017年07月03日

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【群生】背の低い高山植物が群生する小岳の山頂付近。本州では最も標高の低いハイマツ群落とされ、厳しい自然環境を物語る=2017年6月21日、秋田県藤里町の小岳

 青森、秋田両県にまたがる白神山地は、世界有数規模のブナ林が広がる。世界自然遺産登録区域の天然林は小鳥がさえずり、木漏れ日が差し込んで爽やかな風が吹き抜ける。落ち葉やドングリは養分となり、多種多様な動植物を育んでいる。
 長雨の季節、降り注いだ水はブナを伝う「樹幹流」となり、ゆっくりと地中に染み込む。落ち葉や岩が磨いた水は、やがて地下水となって湧き出て、希少な生物のゆりかごとなる。
 こんこんと湧く水をひとすくい、口に運んだ。まろやかで、少し甘い。
 世界自然遺産登録区域のうち、特に豊かな自然が残る核心地域の入山は、秋田県は原則禁止、青森県は届け出制で指定ルートを利用できる。(秋田総局・藤沢和久)

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