<アングル秋田>豊かな森 希少な生物息づく

2017年07月03日

9枚目/14枚中

【神秘】透明な水が青色に輝く十二湖の「青池」。太陽の角度や天候で色が変わる湖面に、木々の緑が彩りを添えている=2017年6月12日、青森県深浦町

 青森、秋田両県にまたがる白神山地は、世界有数規模のブナ林が広がる。世界自然遺産登録区域の天然林は小鳥がさえずり、木漏れ日が差し込んで爽やかな風が吹き抜ける。落ち葉やドングリは養分となり、多種多様な動植物を育んでいる。
 長雨の季節、降り注いだ水はブナを伝う「樹幹流」となり、ゆっくりと地中に染み込む。落ち葉や岩が磨いた水は、やがて地下水となって湧き出て、希少な生物のゆりかごとなる。
 こんこんと湧く水をひとすくい、口に運んだ。まろやかで、少し甘い。
 世界自然遺産登録区域のうち、特に豊かな自然が残る核心地域の入山は、秋田県は原則禁止、青森県は届け出制で指定ルートを利用できる。(秋田総局・藤沢和久)

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