<B2仙台>今季限りの志村躍動 11アシスト勝利呼ぶ「『引退もったいない』と思ってもらえたら」
2018年04月08日
仙台-岩手 第1クオーター、岩手の千葉(5)がドリブルシュートを決める=2018年4月7日、カメイアリーナ仙台
今季限りでの引退を表明した仙台の志村が11アシストをマークし、連敗を5で止める勝利に貢献した。6日の記者会見で「まだまだやれると思っている」と話したようにプレーでブースターの期待に応えた。
第1クオーター5分、背番号4がコールされると、アリーナはひときわ大きな歓声に包まれた。「ファンの見る目が変わっているのは感じていた」と言うが気負いはない。いつも通り闘志をみなぎらせ、大きな声で味方を鼓舞。長身の外国籍選手相手に激しい当たりで守り、ポイントガードとしてはばたつきかけたゲームをコントロールした。
第2クオーター序盤、志村のマークが甘くなった西にジャンプシュートを決められると、お返しとばかりにすかさず3点シュートを沈めた。82-75と7点リードの場面では、相手スローインを狙いすましたようにカットし、勝負を決定づけるファウルを誘うなど、背番号4らしいプレーで会場を沸かせた。
「見た人に『引退するなんてもったいない』と思ってもらえたらうれしい」と話す仙台の顔。きょうのゲームを観戦したブースターはそう思ったに違いない。(射浜大輔)