<楽天>渡辺直、技術伝授惜しまず 8季ぶりに復帰、高い守備力健在

2018年02月06日

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新人の西巻(右)にバントの手ほどきをする渡辺直=2018年2月4日、久米島野球場

 8季ぶりに東北楽天に復帰した渡辺直人内野手が、久しぶりの久米島で精力的に汗を流している。「いい雰囲気で気持ちいい。まずはけがなく無事に乗り越えることを目指す」と明るい表情で語った。
 東北楽天で新人だった2007年から4季、主に1番遊撃手として活躍。人間味のある性格で多くのファンに慕われた。1日に始まったキャンプでは、復帰を喜ぶ大勢のファンのため、練習場の移動中に足を止めては丁寧にサインや写真撮影に応じている。
 昨季まで5季過ごした西武を戦力外になったが、内野全てを守れる高い守備力は健在だ。4日の守備練習では三塁手を務め、正確な捕球と送球を披露。ルーキー西巻内野手(仙台育英高)らの食い入るような視線を集めた。
 「自分の知っている範囲でアドバイスしている。どんな形であれ、チームに貢献したい」。経験豊富な37歳は、技術の伝授を惜しまない。バント練習では西巻にフォームなどを指導した後、正確なゴロを自ら転がしてみせた。「『エンドランとか細かい技術を磨いた方がいいよ』と声を掛けてもらった。技術力の高い渡辺選手のアドバイスは、本当にありがたい」と西巻は声を弾ませる。
 同い年で共に4季、東北楽天でプレーした平石ヘッドコーチ兼打撃コーチは「直人はものすごく野球に詳しいし、陰でチームを支えようとしてくれる。アドバイスはチームにとって心強い」と頼もしそうに語る。
 最近は、ソフトバンクから中日に移籍した同学年の松坂投手に刺激を受けているという。ソフトバンクでは右肩の故障に苦しみ、3年間で1軍登板はわずか1試合。それでも活躍の場を求め、必死に前を向く。「自分も最後のひと踏ん張り」。柔和な表情の中に、強い覚悟をのぞかせた。
(狭間優作)

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