<バド全日本総合>前回覇者の佐藤、危なげなし

2017年11月30日

1枚目/15枚中

女子シングルスで初戦突破した佐藤冴香選手=2017年11月29日、東京都の駒沢体育館

 バドミントン全日本総合選手権第2日は29日、東京・駒沢体育館で各種目の1回戦が行われ、男子シングルスは違法賭博問題による試合出場停止処分で昨年の大会を欠場した桃田賢斗(NTT東日本、福島・富岡高出)が猪熊心太朗(日大)に2-1で逆転勝ちし、2回戦に進んだ。
 女子シングルスでは佐藤冴香(ヨネックス、宮城・常盤木学園高-日体大出)山口茜(再春館製薬所)らが勝ち上がった。今夏の世界選手権を制した奥原希望(日本ユニシス)は右膝の故障の影響で試合開始直後に棄権した。
 女子ダブルスでは世界選手権準優勝の福島由紀(青森山田高出)広田彩花組(ともに再春館製薬所)が、ロンドン五輪銀メダルの藤井瑞希、垣岩令佳組(再春館製薬所、青森山田高出)を2-0で下した。リオデジャネイロ五輪金メダルの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス、宮城・聖ウルスラ学院英智高出)も快勝で突破した。

◎佐藤、危なげなし

 女子シングルス前回覇者の佐藤がストレート勝ちした。第2ゲームで12-12の競り合いから一気に突き放して勝負を決め「しっかり声を出せた。2ゲームとも15失点以内に抑えられたのが収穫」と女王の貫禄を見せた。
 「このまま全日本総合を迎えるとふがいない結果に終わる」。8月の世界選手権、9月のジャパン・オープンといずれも初戦で姿を消したショックから立ち直るため、精神面の強化を図った。
 初戦の緊張感から「手が震えてコントロールが利かなかった」と言うものの「マイナス思考にならないよう、意識的に前向きに考えた」と底力を発揮。元五輪代表は順調に滑り出した。

◎タカマツ、平凡なミス目立つ

 女子ダブルスで3連覇を狙う高橋、松友組は順当勝ち。2ゲームで計18点しか許さない圧勝だったが「(打球の)音と当てる時の感触がマッチせず、少し怖がって打っていた。あまり良くなかった」と高橋。スコアに内容が伴わず、消化不良気味に振り返った。
 相手に崩されるような場面はなく、平凡なミスが目立った。普段使用しない体育館の影響もあったが、松友は「やりやすくも、やりにくくもない」と淡々と話した。
 8月の世界選手権で福島、広田組が銀メダルを獲得するなど、同種目の世界ランク10位までに日本の4組が入る。高橋は「昨年に比べ戦いは厳しい。相手に負けたくない気持ちを出す」と闘志をむき出しにした。

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