原発から4km 混乱そのまま 休止の大熊・大野病院 福島県が初公開

2017年11月23日

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患者か避難者が使ったとみられる布団=2017年11月22日午前11時ごろ、福島県大熊町

 福島県は22日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で休止した大熊町の県立大野病院を初めて公開した。廊下には布団が当時のまま残るなど、震災直後の混乱がうかがえた。(福島総局・高橋一樹)
 病院は第1原発から約4キロの帰還困難区域にある。当時は150床を備え、医師ら123人が勤務し、34人が入院。避難者を含む全員が震災翌朝、避難指示を受けて大型バス2台で隣接する川内村に避難した。
 外来棟1階は食器や書類が散乱。対策本部となった場所には朝刊や飲みかけのペットボトル、ろうそくが残っていた。
 内部は、県による「震災遺産」収集に合わせて公開された。大野病院は2011年4月、双葉厚生病院(双葉町)と統合する計画だったが延期された。大熊町は将来的に現在地での再開を目指す方針だが、具体的なめどは立っていない。
 福島第1原発は大熊、双葉両町に立地している。

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