<アングル岩手>晩秋の釜石鉱山 眠る「城塞」紅彩る

2017年11月06日

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【音響】坑道内の事務所兼休憩場を拡幅して造られた地下音響実験室「グラニット・ホール」。花崗岩に覆われた空間は吸音率が低く、音が長く響くという特徴があり、レコーディングなどに使われた=2017年8月10日、岩手県釜石市甲子町

 錦秋の山を背に「城塞(じょうさい)」がそびえ立つ。鉱石を選別していた選鉱場跡が、国内最大の鉄鉱山の威容を今に伝える。
 岩手県釜石市の釜石鉱山では1858年、盛岡藩士大島高任(たかとう)が付近に洋式高炉を築き、鉄鉱石を使った銑鉄の大量生産に日本で初めて成功。1993年の採掘終了まで鉄や銅の鉱石約7000万トンを掘り出し、釜石製鉄所の隆盛を支えた。
 今は坑内に湧き出るミネラルウオーターの販売が主力事業だ。「鉄のまち」の礎となったヤマの気配に触れる坑道見学会には、毎年多くの人々が訪れる。
(釜石支局・東野滋)

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