<楽天>松井裕がっくり 9回まさかの4失点 楽天2位へ瀬戸際

2017年10月02日

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【東北楽天2-5ロッテ】9回ロッテ2死満塁、大嶺翔に逆転適時打を放たれがっくりする東北楽天抑えの松井裕(中央)=2017年10月1日、コボパ宮城

 打球の行方を見届けるまでもなく、グラブを落としてうずくまった。東北楽天が1点をリードして迎えた九回2死満塁。守護神松井裕が走者一掃の逆転二塁打を浴び、勝利目前だった試合は満員の観客の悲鳴とともに暗転した。
 異変の予兆はあった。九回のマウンドに上がった左腕は何度も左肘を触って首をかしげた。先頭の代打清田にあわや本塁打の左越え二塁打を喫し、2死後は田村(青森・光星学院高出)、高浜に連続で四球を与え、満塁のピンチを招いた。
 ベンチを飛び出した与田投手コーチとトレーナーを制して続投したが、大嶺翔に高めに浮いたチェンジアップを完璧に捉えられ、中越え二塁打で2-4。さらに交代した青山が適時打を浴び、松井裕に今季ワーストの4失点が記録された。
 「肘? それは関係ないです」。通算200試合登板のこの日、自己最多の34セーブを挙げて節目を飾るはずだった。まさかの結末に左腕は試合後、赤い目で言葉少なにダッグアウトから引き揚げた。
 「今まで松井で勝ってきた。託して打たれたら仕方ない」と梨田監督。2位西武とのゲーム差は3となり、2日からの直接対決2連戦で連敗すれば3位が確定する瀬戸際に立たされた。「もうやるしかない。最後の力を振り絞って」。指揮官は自分に言い聞かせるように話した。(浦響子)

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