<アングル福島>薄さと軽さ世界一 川俣シルク「妖精の羽」

2017年09月25日

1枚目/19枚中

【輝く】差し込む光に生糸が輝く工場内。従業員18人がそれぞれの工程に分かれて作業する。織り上げるシルクは月約3万メートルになる=2017年9月1日、福島県川俣町

 江戸時代から絹織物で知られる福島県川俣町の「川俣シルク」が輝きを放っている。創業65年の斎栄織物が開発した生地「妖精の羽(フェアリーフェザー)」は世界一の薄さと軽さを誇る。
 古めかしい工場内に、窓から光が差し込む。透き通った生糸がきらめく。女性を中心に従業員は18人。機械を巧みに扱い、糸をより合わせ、縦糸と横糸を織って生地に仕上げる。
 生産の1割を占める「妖精の羽」に使う生糸の太さは、毛髪の約6分の1。軽さに特化した高級シルクは2012年3月の完成までに約3年半を費やした。自社ブランドのストールを販売するほか、有名海外ブランド製品にも使われている。
 「簡単に洗濯できるなど家庭でも扱いやすい商品を生み出したい」。常務で3代目の斎藤栄太さん(36)はさらなる飛躍を志す。(福島総局・高田奈実)

最新写真特集

記事データベース

企画特集

先頭に戻る