<楽天>プロ初勝利 連敗止めた藤平「孝行息子」

2017年08月23日

1枚目/1枚中

5回無失点でプロ初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に梨田監督(左)と握手を交わす東北楽天先発の藤平

 6連敗中のチームを救ったのは、高卒新人右腕の快投だった。東北楽天の藤平が3度目の先発で5回無失点と好投し、プロ初勝利。思い出の多い地元球場で「チームが勝てたことが一番。本当にうれしい」と、あどけない笑顔で語った。
 「走者を背負っても焦らず、次の打者との勝負に切り替えられた」との言葉通り、一回2死から鈴木に三塁打を浴びても動じず、4番ペーニャを外角へのスライダーで空振り三振。三、四回も走者を出しながら後続を冷静に打ち取った。
 奪った三振は七つ。要所で高めの直球と低めの変化球を投げ分け、空振りさせた。「(5回を投げて奪三振ゼロの)最初の登板に比べ、狙ったところにいっている」と納得顔だ。
 過去2度の登板は5~6回を2失点。目覚ましい成長曲線は意識の高さに支えられている。2軍では春先から登板のたびに「変化球の精度」「打者との駆け引き」と自分でテーマを設定。常に1軍のマウンドで投げることを想定し、課題に向き合ってきた。
 その姿勢が、今井(西武)、寺島(ヤクルト)ら粒ぞろいの高卒ルーキーの中で一番乗りの白星となって実を結んだ。「弱気にならず、強い気持ちを持って投げた結果。自分はまだまだこれからと思っているので、一勝一勝を重ねていきたい」。観戦に駆け付けた両親に渡すというウイニングボールを手に、さらなる活躍を誓った。(浦響子)

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