<甲子園>聖光学院 先手逃げ切り得意の展開

2017年08月11日

4枚目/4枚中

【聖光学院6-0おかやま山陽】6回裏おかやま山陽2死一、三累、力のこもった投球で打者小河原を三振に打ち取る聖光学院の主戦斎藤=2017年8月10日、甲子園

 甲子園常連校に隙はなかった。戦後最長となる11年連続出場の聖光学院が、初出場のおかやま山陽を攻守で寄せ付けなかった。力強い戦いぶりは、「庭のように選手を躍動させてあげたい」と語っていた斎藤監督が「全く想像しない展開」と驚くほどだった。
 打線が13安打と打ちまくった。主役は3安打2打点の仁平主将。二回、先頭の柳沼が内野安打で出塁し、続いて打席に立つと「流れがうちに来ている」と直感した。外寄り直球を完璧に捉えて左方向へ深々と運び、先制の三塁打とした。
 「体が反応してくれた」と振り返る会心の一打。これで勢いに乗り、4点リードの五回にも右前適時打を放つなど打線を引っ張った。「調子が良くなかった相手投手に付け込み、がつがつ振れた。引かずに攻めることができた」と胸を張った。
 福島大会では、決勝まで全6試合でいずれも三回までに先制して勝ち上がってきた。硬くなりがちな初戦でも得意の形を発揮できる力がナインにはある。「有利な展開でも0-0のつもりで戦う。手を緩めたらやられる」と仁平主将。三~五回と八回にも小刻みに加点。連続出場中に4度8強入りした名門は最後までしたたかだった。
 長打5本は6得点中4点に絡んだ。「過去の歴史を見ても(勝ち抜くには)長打力が鍵になるだろう」と仁平主将。まずは幸先のいいスタートを切った。(剣持雄治)

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