<若鷲旗>秀光中教校(宮城)V4 右腕杉山圧巻の投球 2安打完封

2017年08月08日

7枚目/10枚中

秀光中教校ナインに声援を送る保護者たち=2017年8月7日、八戸市長根公園野球場

◎投打に圧倒 7得点

 【評】秀光中教校が投打に圧倒した。三回2死二、三塁から杉山の左前適時打で先制。五回には敵失と杉山の適時二塁打で2点を加え、その後も差を広げた。杉山は2安打完封の力投。金成は投手陣が10安打と打ち込まれ、打線も振るわなかった。

 3戦で計24得点1失点。秀光中教校が投打に圧倒して4連覇を飾った。チームを支えたのが準決勝、決勝とも先発した杉山。投げては計9回で3安打無失点、打撃でも決勝で4安打2打点と当たった。殊勲の右腕は「投打とも中学に入って一番の内容。チームに貢献できた」と笑顔があふれた。
 圧巻は宮城勢対決となった決勝。マウンドでは決め球のスライダーを軸に緩急を使い分け、相手打者に的を絞らせなかった。2安打無四球のほぼ完璧な内容。打撃でも三回の先制打に、五回には左中間を破る中押しの適時二塁打を放った。
 チームは3月の全日本少年春季大会の準決勝で敗れ3位。終盤の守備の乱れが失点につながった。悔しさを糧に選手たちは「丁寧なプレーを一つ一つ積み重ねる」を合言葉に、投打の基本技術を徹底的に磨いた。投手陣で杉山は主戦宮本に続く2番手だが、須江監督は「チームコンセプトを体現してくれた」と最大限に評価した。
 全国大会で2度目の全国制覇を狙う。杉山は「プレーボール前に結果は決まる。しっかり準備する」と気を引き締める。今回は登板機会が少なかった主戦で4番も担う宮本主将も「最後に日本一になって笑って終わりたい」と誓う。心強い2本柱がチームを引っ張る。(山本武志)


 ▽決勝(長根公園)
秀光中教校(宮城)0010222=7
金成(宮城)   0000000=0


<須江監督「丁寧なプレー実践」>
投打に力強さを発揮して4連覇を果たした秀光中教校の須江監督は「丁寧なプレーを実践してくれた」と賛辞を惜しまなかった。
 象徴的だったのが堅守。決勝までの3戦で1失策にとどめ、攻守にリズムをつくった。試合を重ねるごとに投打の集中力も高まり、宮城勢対決となった金成との決勝では打線が10安打を集め、杉山も2安打完封で快勝。「今大会のベストゲーム。疾走感を感じるほど日を追うごとに成長している」と目を細めた。
 3年ぶりの全国制覇を目指す。「大量点で勢いづくのではなく、小差の展開でいい。一つ一つのプレーを丁寧に積み重ねる試合をしたい」と王座奪還に期待を寄せた。


<金成、力負けにも成長示す>
金成は決勝で4連覇を狙った秀光中教校に力負け。打線が2安打無得点に封じられ、投手陣も10安打を浴びて終盤に失点を重ねた。宮城県大会決勝で惜敗した雪辱を果たせず、鈴木祥主将は「力の差を感じた」と認めるしかなかった。
 それでも、初出場で準優勝の快進撃。飯豊(山形)、十和田と各県の第1代表を次々と破った。1回戦で主戦鈴木凌が左手首を痛めたが、「みんなでできるだけカバーする」(鈴木祥主将)と諦めず粘り強く戦い抜いた。高橋監督は「大会を通じて精神面で成長した」と目を細める。たくましくなった姿で迎える初の大舞台。鈴木祥主将は「全国大会で1勝でも多く挙げたい」と躍進を誓った。

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