<楽天>新人藤平、大器の予感 白星逃すも強気の攻め

2017年08月07日

11枚目/50枚中

【東北楽天1-3ロッテ】ロッテ先発の二木=2017年8月6日、コボパ宮城

 敗戦の痛みより、今後への期待を大きく感じたファンは多かっただろう。高卒新人の東北楽天・藤平が6回2失点と上々の結果で本拠地デビューした。プロ初先発した6月16日の阪神戦、5回2失点で敗戦投手になった時と比べ、梨田監督は「力で押した。たくましくなった」とべた褒め。むしろ打線に対して「援護していれば(プロ初の)勝ち星をプレゼントできたのにね」と嘆くほどだった。
 最速148キロの直球で強気に攻め、初回は三者凡退。二回2死から根元(東北福祉大出)、中村の2連打で1点を先取されたが、三~五回を無失点で切り抜けた。一番の見せ場は六回。角中の適時打で2点目を失った後のピンチの脱し方が圧巻だった。
 「1軍で使おうと準備していた」というフォークボールを決め球に、1死一、三塁で迎えた根元を空振り三振に仕留めた。続く中村は渾身(こんしん)の145キロ直球で遊ゴロに。特にフォークボールの感触には「これから使える自信になった」と力を込めた。秘密兵器を用意し、しかも確かな手応えまで得てしまう姿に大器の片りんを感じさせた。
 梨田監督は根元を迎えた場面で藤平の交代が頭をよぎったという。続投させたのは「自分で乗り切らないと成長につながらないから。0-3までは我慢だと決めた」。指揮官の粋な計らいもあり、藤平はエースへの道を踏み出した。(金野正之)

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