<楽天>伏兵阿部振り抜いた 監督誕生日に花添えるサヨナラ打

2017年08月05日

41枚目/42枚中

【東北楽天3-2ロッテ】9回東北楽天2死一、二塁、阿部が右越えにサヨナラ打を放つ=2017年8月4日、コボパ宮城

 「夢のようだね。最高のプレゼントでした」。東北楽天の梨田監督が64歳の誕生日を迎えた試合で、1点を追う九回に最高の逆転劇が待っていた。
 代わったばかりのロッテ抑えの内を攻め立てた。先頭の銀次が中前打で出塁し、島内が犠打でしっかり送る。警戒されたウィーラーが敬遠、続くアマダーが冷静に変化球を見極めて四球を選ぶ。
 1死満塁でまずは聖沢が奮起した。カウント2ストライクに追い込まれ、「サヨナラより1点という意識でコンパクトな振りに切り替えた」。短く握ったバットで同点の中犠飛を放ち、勝利への流れをつくった。
 2死一、二塁と続くチャンスで阿部が決めた。対する内は阿部がプロ初安打を記録した投手。打席に入る前にその記憶がよぎり、胸騒ぎがした。フルカウントから無心で振り抜いた打球は、前進守備の右翼手の頭を越える劇的なサヨナラ打。お立ち台では「梨田監督が誕生日に勝った年はリーグ優勝しているらしいので、今年は目指しましょう」と声を張り上げた。
 今季初の4連敗と泥沼にはまりかけるところだったが、伏兵の活躍でチームは息を吹き返した。「誕生日のサヨナラ勝ちは初めて。僕にとっても忘れられない誕生日になった」と梨田監督も喜んだ。(佐々木智也)

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