<高校野球宮城>仙台育英・主戦長谷川2失点完投 連投乗り切り心身成長

2017年08月02日

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【東北2-7仙台育英】 仙台育英の主戦長谷川=2017年8月1日、コボパ宮城

 仙台育英が3日間にわたる激闘のドラマを最高の形で締めくくった。準決勝で東陵を延長十五回引き分け再試合の末に破り、決勝はライバルの東北に逆転勝ち。2年ぶりに甲子園出場をつかんだ主役は3戦全て先発の主戦長谷川が演じた。
 前日に試合がなかった東北に二回に許した先制点は、ほんのプロローグだった。「『連戦の方が(投球が)良い』とも言われる。不安はなかった」。焦らずに伸びのある速球と変化球で要所を締め、10安打を浴びても失点はわずか2。攻めあぐねる東北打線を相手に調子は尻上がりだった。
 打撃でもスポットライトを浴びた。先制された直後の二回、同点としなおも2死二、三塁の好機。「どんな球でも振っていこう」と、7球目のスライダーを捉えた。イレギュラーした打球は左前へ抜け勝ち越しの左前2点打。「運が味方してくれた」と喜ぶ。
 春の選抜大会は自らの暴投で勝ち越しを許して初戦敗退。悔しさを胸に練習前、全員で1周約600メートルのグラウンドを10周して体力を付けた。3連投は「今までで一番体が重い」と笑うが、頂点をつかんだのは大舞台で厳しい戦いを耐え抜く心身が備わった証しだ。
 春夏続けて甲子園の舞台に立つ。「まずは1勝して勢いに乗り、優勝を目指す」と気合十分。再び悲劇の主人公を演じるつもりはない。(今愛理香)

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