<楽天>継投裏目 2番手高梨が誤算

2017年06月24日

1枚目/1枚中

5回に2死一、二塁のピンチを招き、降板する東北楽天先発の安楽(左から3人目)

 東北楽天の梨田監督は五回2死一、二塁の場面で、先発の安楽を高梨に代えた。1点差を守ろうとする狙いが当たれば、今季の名采配の一つに数えられるはずだったが、裏目に出た。
 次打者は中田、さらにレアードと右の強打者が控える。「安楽は球が少し浮いてきた。中田には前の打席で一発(2ラン)を打たれた」。梨田監督はあと1死で勝利投手の権利を手にする右腕に見切りをつけた。「中田、レアードとも左投手には分が悪い」。右打者に、あえて左腕の高梨をぶつける根拠もあった。
 ただ、高梨は比較的、右打者を苦手にしていた。「一発を警戒しつつ、際どいところを突く」と丁寧に投げたが、中田に四球を与えて2死満塁のピンチに陥った。
 そして打席にはレアード。カウント2-2からの5球目、勝負球のスライダーが真ん中に甘く入り、左翼線への2点二塁打で3-4と逆転された。「外角への要求通り投げられなかった。(中田も含め)もっと大胆に投げてもよかった」。高梨は救援の役目を果たせず、しきりに反省した。
 これで金曜日の試合は4月21日以来、8連敗。2位ソフトバンクには3週連続で0.5差と肉薄され、「魔の金曜日」の状態だ。梨田監督は「金曜日をなくしてもらいたいくらい」と運気の悪さを嘆いた。(金野正之)

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