<楽天>銀次が主役 地元岩手で大逆転劇

2017年05月18日

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【東北楽天15-6日本ハム】2回東北楽天2死一、二塁、銀次が勝ち越しの右前適時打を放つ=2017年5月17日、岩手県営球場

 昨年5月、同じマウンドで悪夢の10失点大敗をした東北楽天の則本が、一回に5失点する最悪の幕開け。だが梨田監督は「何かのドラマの始まりを感じていた」。打線は二回に6得点と爆発し、見事な大逆転劇を演じた。
 主役は県北沿岸部、普代村出身の銀次。「5点差なら分からない。遠くから来てくれた人に笑顔になってもらいたかった」。過去の岩手では11打数1安打と不本意な成績だった。だが昨夏の豪雨で被災した隣町岩泉町から小学生たちを招待していた。奮起する理由があった。
 先頭打者として中前打で火付け役に。すると藤田の適時打で1点返し、さらに茂木、ペゲーロ、ウィーラー、アマダーが4連続適時打で畳み掛け、一気に追い付く。続く2死一、二塁、再び打席に銀次。「集中して気合で打った」と勝ち越し打を右前へ運んだ。
 打線は七、八回にも計9点を重ね、今季最多タイの15得点と圧倒して、日本一になった2013年以来の岩手での勝利。その時もシーズンの貯金を最多の16に延ばす白星だった。選手会長の銀次は「優勝した年のような雰囲気があるか、まだ分からない。ただ劣勢でもここで打ってやろうという強い気持ちが一人一人に今はある」。秋には4年前と同じ喜びを味わえるかもしれない、という淡い期待を岩手のファンに感じさせる戦いぶりだった。(金野正之)

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